2年ぶりに開催! ブリヂストンのタイヤ勉強会
震災後、2カ月ほどはメーカー各社の発表会や試乗会などのイベントがほぼフリーズ状態でした。しかし6月に入ってからは少しずつですが再開の動きが出てきました。そんな状況の中でブリヂストンによる「タイヤ勉強会」が6月19日(土曜)に開催されました。実は以前、AJAJにとってブリヂストンの勉強会は定期的なイベントでしたが、約2年前に一定の役割を果たしたということで終了していたのです。それが今回、6月17日にデビューしたランフラットタイヤの最新作「POTENZA S001 RFT」を題材に、改めてランフラットのメリットと新商品の性能を確認する勉強会が、久し振りに開催されたわけです。そんなこともあり当日は24名のAJAJ会員の他、以下の業界紙や経済誌、7紙の記者の方々も参加されました。
約2年ぶりのブリヂストン「タイヤ勉強会」。会員の他、新聞や経済誌も参加し、盛況でした。
[参加された媒体名称]
- 月刊タイヤ
- 自動車タイヤ新聞
- ゴム報知新聞
- 交通毎日新聞
- 日刊自動車新聞
- 週刊タイヤ新報
- 週刊東洋経済
テストコースでのお約束!
開催地は栃木県那須塩原市にある「ブリヂストンプルービンググランド」と呼ばれるテストコースです。広さは763,000平方メートルと言うことで東京ドーム16.3個分、サッカーグランドなら106.8面ほど。その広大な敷地内には全長3.9kmの高速周回路内側に高速ステアリングコース、特殊路、ウエットサーキットなどを含め、6つの試験路が効率的にレイアウトされています。ブリヂストンには世界8カ国11カ所にプルービンググランドがあるのですが、その中でも国内にある北海道プルービンググラウンドと、このコースは実車テストの中枢です。アメリカやヨーロッパのテクニカルセンターと共に世界各地の市場ニーズに対応できるタイヤを開発する役目を担っています。
連日、乗用車だけでなく2輪用も含め、月に1万本程度のタイヤを200台以上のテスト車両を使って試験走行が繰り返されています。
さて、そんなテストコースではこのテの試乗会では付き物のお約束ごとがあります。今回の勉強会では
- テストコースの路面の状況(ツブツブなど)が分かるような撮影はNG
- 周回路バンクを近くから撮影しない
- 建物は撮影しない
- テスト試乗用の車両以外、敷地内にあるクルマは撮影しない
以上の4項目が禁止事項となりました。時には撮影さえNGの場合もありますが、もちろんブリヂストンだけでなく、自動車メーカーのテストコースにも同じようなお約束が沢山あり、参加者は全員、厳守となります。