太田哲也率いる東日本大震災支援チームKEEP ON RACINGが
伊藤真一選手に支援金と支援物資を届ける
4月8日(金)夜、東京を出発し、10日(日)まで3日間の日程にて、代表である太田が被災地を訪問しました。救援活動を行っている伊藤真一選手に活動資金と支援物資を届けました。その後は、前日の震度6の地震(震度は3/11日を上回る大きな揺れでした)で高速道が寸断された中、宮城県岩沼市、名取市、岩手県大船渡、陸前高田、宮城県古川を訪れる強行軍でした。
太田は、地震後、東日本大震災支援チームKEEP ON RACINGを立ち上げ、オンライン上の寄付システム「Just Giving Japan」を通じて、チャリティーチャレンジによる寄付を募り、現在までに100名近くのサポーターが賛同しております。
4月8日(金)に三菱ふそう(箱バン)キャンターに電動スクーター(原付と自動二輪)、自転車5台、車椅子、長靴、歯ブラシセット、トランプなど、要望のあった支援物資を満載しKEEP ON RACING事務局を出発。4月7日、最大震度6の地震の影響で道路は凸凹が多く、段差ができて50キロ規制と悪い状況でしたが、東北道は通行できました。
翌9日(土)6時半に宮城県名取市の伊藤真一選手自宅に到着。支援金を手渡すとともに打ち合わせを行いました。その後、現地救援活動のベースとなっている宮城県岩沼市内の伊藤選手の会社ガレージエディフィスに上記の支援物資を届けました。
その後、彼らのアドバイスにより岩手県大船渡市に移動し、被災者でもあり、太田率いるTEZZO RACERS CLUBメンバー2名にも再会。彼らから有益な情報を聞き、必要な支援物資を困っているところに届けるために大船渡市役所を訪問。自転車、車椅子、トランプ、長靴などを市議会議員の方を通じて直接届けました。長靴、日用品他、トランプが喜ばれたそうです。
また、自転車も新品であることをとても喜んでもらえたそうです。中古や、着古した衣類は受け取る人の気持ちの問題がある事実を現地の方から教えてもらいました。物資支援には配慮も必要であることを太田は感じたそうです。
翌10日(日)に、再び伊藤真一選手を訪問。前日の大船渡での活動報告をし、それから今後の方向性も打ち合わせました。奇しくもこの日は、アルファロメオチャレンジ東北シリーズ第一戦が行われるはずだった日です。伊藤真一選手が主催し、太田と彼のチームメンバーも参戦し、クルマ文化、モータースポーツ文化を盛り上げてきました。いつの日か、またふたりがともに走る姿が必ず見られると信じています。
震災の被害は想像を絶するほど大きく、この2日間で通った名取では海から数キロ離れている場所であっても壊滅状態で、それを目の当たりにして太田自身あまりの衝撃に言葉を失いました。さらに、大船渡から一関に抜ける途中に通りがかった陸前高田竹駒町では、海の手前に山があるにもかかわらず、山すそから上がってきた津波で被害にあっており、道路の脇から目前の町は壊滅状態です。ここはまだ遺体収容もままならず、がれきの下に大勢のご遺体が眠っているそうです。
今後も、支援チームとしてできる活動を継続的に支援するために行い、被災地復興そして、東北のモータースポーツやクルマ文化が復興するための支援を行いたいと思っています。
「被災地に行き、本当に惨状を目の当たりにし、被災した方々の気持ちを考えると本当に言葉もない。伊藤選手も仲間たちと救援活動を頑張っていて、これからもできる支援を継続していくことが大事だと思った。モータースポーツやクルマ文化が東北地方でも復興できるよう力になりたい。
被災された方々には心からお見舞い申し上げます。大変な状況でしょうが、未来に必ずやってくる笑顔を信じて、何とか今を生きてください。くれぐれも将来への希望を忘れないでほしい。今は信じられなくても、必ず笑顔になれる日が来るはずです。」(太田哲也)
伊藤さんは震災後、とても痩せました。実は伊藤さんのお母様が4月9日にお亡くなりになりました。本当に何と言ってよいのか…。心よりご冥福をお祈りいたします。
また伊藤さんは救援活動と仕事との兼ね合いでも大変な思いをしているようです。私たちとしては、彼らのような救援活動をしている団体の支援を引き続き行っていく予定です。今後も、ご支援のほどよろしくお願いします。