「あれ? 今日は遠足だったっけ!?」
朝の9時前とはいえ、大型バスの中は冗談や笑い声が飛び交い、賑やかな雰囲気。AJAJをひとくくりにするのは語弊がありますが、いわば車好き、機械好き、道路好きの集まり(ですよね!?)、この手の取材はみなさん大・大・大好物のようです。
12月20日に首都高速が開通50周年を迎えることから、今回は首都高速道路(株)のご協力のもと、警察との合同取締の様子や、横浜で建設中のトンネルの見学をさせていただきました。
まずは、首都高のなかでももっとも交通量が多く、大型車両や違反車両も多い、大井料金所(東行)へ。首都高速道路(株)では道路法及び車両制限令の規定する車両の幅、高さ、長さ、重量等を超える車両に対して指導取締りを行っていて、平成24年度(上半期)に行ってきた取締は204回、そのうち警察との合同取締を15回行っています。
違反車両の判別は、料金所の路面下に設置されているセンサーや隊員の目視で行い、軸重が12tを超える車両が通過する際にはブザーが鳴るようになっています。取材中にも「ブーーー!」というブザー音とともに、大型トラックが路肩に誘導されるといった様子が見られました。ふと見上げると、9つのレーンの屋根の上に立ち、俯瞰するように監視を行っているひとりの警官が。高い場所からご苦労様ですっ!!
さらに、首都高ならではの方法としては、カメラ撮影により明らかな証拠を挙げることが可能で、1年間で3回、15t以上の過積載を認められた車両の事業者に、警告書を送ることで指導取締りを行っているとか。
現場担当者によれば、「通過速度が速いほうが、測定値が軽く測定されるので、時速60km/hを超えて通過するような車両もある」という一部の悪質な違反業者の話も。重量超過車両が道路に及ぼす影響は大きく、事故を起こした場合にも甚大な被害に。安全でスムーズな通行のためにも、星桃次郎のような暴走はご法度!
たとえ愛や友情のためでも絶対ダメですよ?!!