去る6月21日、(株)ボッシュオートモティブシステムズ・東松山工場にて、「ディーゼル関係勉強会/工場見学会」が行われた。
当日はまず、同社・太田穰社長のご講演をいただいた。講演では、世界的視野でみたディーゼルエンジンの環境対応に関する現状と展望についての話があったほか、1939年、ディーゼル用噴射ポンプの特許実施権取得に始まる同社の経緯、電子制御化による現状のディーゼルエンジンの革新的な進化ぶりなどの解説があった。
次に開発部門・伊藤悟氏よるコモンレール・システムと、その核となる小型インジェクターに関しての解説をいただいた。また生産技術ご担当の織田秀明氏には、東松山を筆頭に国内で4拠点をもつ同社工場の説明の後、1時間強のファクトリーツアーにもご同行いただいた。インジェクターのノズル先端に“逆テーパー状”の加工を施すなど、技術開発のレベルの高さと同等に、生産設備にも優れたノウハウを生かす同工場の現状を目にすることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができた。