20006年3月5日の月曜日、今年最初の AJAJ 勉強会を東京・大手町の経団連会館で行いました。今回の勉強会は住友ゴムグループにご協力をいただき、実現したものです。天然ゴムの特徴である燃費のよさを生かして石油消費量と CO2 の削減するタイヤ“ ENASAVE (エナセーブ)”についての勉強会でしたが、本論に入る前にタイヤ技術本部第一技術部主査の松本忠雄氏がタイヤの技術開発に関する基本的な話と歴史をわかりやすく解説してくれました。 01
タイヤの役割に始まり、発進と止まる原理、タイヤ120年の歴史、これから先、タイヤ業界が取り組むべきことなどを、図や写真を交え、丁寧に解説してくれたので多くの会員が話に引き込まれたようです。後半は70%石油外資源タイヤの ENASAVE ES801 の開発についての話でした。教鞭をとったのは、 AT 開発部主査の内田守氏です。石油外資源タイヤを開発するようになったきっかけや開発の過程、コンセプトなどを教えてくれました。
講義の後はディスプレイされているタイヤを前に、個々の会員が質疑応答を行っていました。改質天然ゴムトレッドの開発だけでなく、最新のデジタルローリング・シミュレーション・テクノロジーについての質問も飛び交うなど、有意義な2時間でした。 10年後、20年後を見据えたタイヤ技術とテーマが見えてきた実のある勉強会でした。
この勉強会に出て、安全運転のレベルアップに対する意識がちょっと変わるなど、とても有意義でした。また、こういう機会があれば受講してみたい、そう思わせる実のある勉強会だったと思います。得られるものが多いので、今回、参加できなかった方は次の機会にぜひ参加してみてください。