2011年10月最後の週末。お台場で今年も恒例の「母と子の楽ラク運転講習会」が行われました。昨年に引き続き、モータースポーツジャパン フェスティバル in お台場の会場です。昨年と同様、「ふれあい試乗会」もAJAJの会員が協力して並行開催されました。
さて、その中でワタクシが担当したのは「ふれあい試乗会」。来場された方々とどうふれあうのか? という若干の心配を抱きながらの参加となりました。
役どころは、特設コースによる同乗試乗のドライバー。国内外の新車をドーンと集め、その助手席&リアシートに乗ってもらうというものです。
もちろん、目的は普段あまり乗る機会のないクルマに触れて頂くこと。ん? ここで「ふれあい試乗会」の意味がわかりました。そうです、来場された方とワタクシがふれあうのではなく、クルマとふれあっていただくのだと。やはり主役はクルマですからね。
クルマは全部で30台近く用意されました。ワタクシが担当したのはその一部。ボルボS60 T6 Rデザイン、ジャガーXJスーパースポーツ、マスタングV6コンバーチブル(限定車)、VWゴルフGTI、マツダ・ロードスター、三菱アイミーブ、三菱RVRあたり。510馬力から電気自動車までと実に様々な顔ぶれです。
同乗希望者はまず車種を決めて頂き、そしてくじ引き。はずれた方もまた列に並べば再チャレンジできます。当たった方は試乗コースでお目当てのクルマに乗ります。シートベルトを締めて、レッツゴー!
ところで、同乗走行ですが、じつは我々モータージャーナリストも助手席側へ座る機会が多々あります。これまでもバハ1000用ラリーカーやポルシェのカップカーなどを海外のレーシングドライバーの横で体感させていただいたり、往年のレーシングドライバーの操るニューモデルに乗せてもらったりしました。モンテカルロラリーで名をはせたアルトーネ先生の走りはすごかった……というように。
その意味じゃ、みなさんにも少しは驚いたり、楽しんだり、感動していただかなければいけませんね。う~ん、チカラが入る。
ということで、全力走行をおよそ100周(ちょっとオーバーかな)。中にははじめから奇声を発している方もいましたし、冷静にクルマの挙動を分析している方もいらっしゃいました。「これ、買おうと思って来たんです」とか。いやぁ、責任重大。
それでも概ね大成功。テンションの高いガイジンさんと写真を撮ったり、クルマ談義に花が咲いたり。やっぱクルマとふれあうのはいいもんです。と、ここでまたまた気づきました。結局クルマに乗られた方とクルマとワタクシが三つ巴でふれあっていたんですね。いやぁ、「ふれあい試乗会」は奥が深い。みなさま、また来年もよろしくお願いします。