○支援/活動概要
5月21日~22日に、3月25日~4月4日に最初に被災地支援に行って以降、今回で6度目となる支援に行ってきました。
今回は、前回(5月3日~7日)に支援活動に行った際に、いまだ支援物資が十分に届いていない地区があることを知った気仙沼市本吉町に絞って物資を持っていきました。
ただし、ミニカー数百台などについては、仙台市内の児童養護施設に渡していただけるよう手配してきました。
○今回訪れた場所
岩沼市、気仙沼市本吉町。
○支援物資について
宮城県岩沼市在住のGPライダー伊藤真一さんを中心とする有志や仲間内により自ら購入した物、また協力者のブログ上などで募集して集められた物資です。今回は、それに加えて、(株)ネコ・パブリッシング社及び社員の方々から提供していだたいだ物を主に持っていきました。
○被災地での支援物資の状況
何度も重ねて被災地に行くほどに、明暗分かれる支援事情を知って驚くことが増えます。たとえば、自衛隊が撤退し始めたというニュースが伝わってくる今、つい最近まで自衛隊の支援部隊すら来ていなかった地域があります。
一方で、TVなどに頻繁に登場していた市や町の避難所では、今では支援物資を大量に余らせて、賞味期限のある食品を無駄にしたり、腐らせてしまっているところすらあります。そうでありながら、在宅被災者に関しては、相変わらず地区や行政のサポートがほとんどなされていなかったり、支援物資が余っている避難所に物資をもらいに行っても「家がある人には渡せない」と断られるという話を今も聞きます。
今回は、気仙沼市本吉町(住宅が残る地区でもいまだ水もでていない地域も多いです)に行きましたが、その狭い地域内でも、支援の在り方には差が生じていることが知れました。そうした中で弱者の立場にある人達を支援をするのを目的としたいと考えています。
○いま求められているもの
驚いたことに、震災から2か月半を経た今も、食事をする際は段ボールを机代わりにしているという人達がいます。物流は正常に戻っているので、もちろん普通に物は買えるのですが、家も仕事も失った人達にはそれも難しいのが実情のようです。
今回は、中古のカラーボックスや棚など小家具も持っていきましたが、そうした物ですら奪い合いになるような状況でした。
これから仮設住宅に移り住む際には、寝具類やお皿、鍋などを始めとした生活用品も必要となってきます。今回も、炊飯器、電気ポット、ドライヤー、照明器具など電気製品を少数持って行きましたが、とても喜ばれました。寝具などは新品が前提ですが、電気製品は完動品で極端に古くなければ中古でもかまわないそうです。小家具もキレイであれば中古でかまわないようです。
物資以外では、相変わらず被災宅のガレキ撤去や片付けを行うボランティアです。行政に申し込んでもなかなか順番が回ってこないため、いまも待っている人達もとても多くいます。
○道路状況について
高速道路、有料道路の修復はかなり進んでました。ただ、一般道はマンホールが突起したり、路肩が崩れているようなところも多く残っており、とくに夜間の走行には注意が必要です。
また、海岸に近い地域は、地盤沈下により海水が以前以上にでてきているところもあります。水深に注意して走行する必要があり、歩くにも長靴は不可欠というところも増えてます。
車両での走行後は走行後に下回りの塩分、泥を流しておいたほうがいいと思われます。私も、海岸沿いの被災地(海岸から4~5km離れていても道に海水や塩分が残っているところがあります)を訪れた後は、必ずコイン洗車場で下回りを丁寧に洗い流しています。
○まとめ
被災者の中でも場所、地区により恵まれている人達と弱者の差が大きくなってきている状況です。弱者に対するサートを続けられればと思います。
以下に、そうした人達に求められている物資を記しておきます。(前回と同内容)
(電気製品)
中古品でもかまいませんが、完動品で比較的きれいな物。
- 電子レンジ
- 電気ポット
- 炊飯器
- ホットプレート
- グリルなべ
- コーヒーメーカー
- ドライヤー
- アイロン
- こたつ
- 照明器具など。
(食器類)
皿、どんぶり、カップ類。
なべ類(できれば新品)
包丁(できるだけ新品)
箸、スプーン、フォーク類など。
(家具類)
カラーボックス。小さめの棚など。
※以下は新品のみ
(寝具)
シーツ、枕カバー、枕、タオルケット、マットなど。
(タオル)
ハンドタオル、スポーツタオル、バスタオルなど。
(靴)
主としてスニーカー、サンダル、長靴など。サイズは子供用~大人用まで何でもかまいません。 スリッパも喜ばれます。
(服)
これからの季節の物。とくにTシャッツ、ポロシャツ、キャミソール、薄手のジャケットなど。
(下着)
男女パンツ、ブラジャー、ブラトップなど。
(その他)
洗濯洗剤など。