母と子の楽ラク運転講習会2012

東京お台場を舞台に開催された「モータースポーツジャパン2012」。当会主催の表記講習会も恒例の併催イベントとして既に定着した感がある。文字通り「母と子」を中心にファミリーや若い世代まで多くの参加者を集め、車に関わる基本的ノウハウについて理解を深める格好の機会となる催しだ。

今年は10月20～21日両日共に晴天に恵まれた。メインスタジアムと試乗会場に挟まれた一角が与えられ、スペースこそやや縮小されたものの訪れやすい位置関係もあって、両日共に受け付けを締め切る16時まで途切れることのない来場者を集め無事に終了した。

各インストラクターを始め、運営には35名のAJAJ会員が参加し、次に列記する通り、実に盛り沢山な内容を展開した。

• 受け付け（アンケートやスタンプラリーカードの配布と回収、クルマ関連資料の配布や各社提供の記念品授与）
• 託児所（４名の保育士が常駐、乳幼児の預かりや、授乳、オムツ替え等、場所の提供）
• ロールオーバーシュミレーター（毎回人気の横転体験。シートベルトの重要性を訴求）
• チャイルドシート相談コーナー｛タカタ｝（適正品の選び方や正しい装着方法を解説）
• 急ブレーキの同乗体験（低速でもベルトが欠かせない事を体感してもらう）
• 死角体験（大型トラックとクルマにスクーターを配置。それぞれに死角があることを把握してもらいその危険性を理解してもらう）
• オリエンテーション（運転する時の基本的な心得を始め最新技術等を解説する座学）
• 正しいシート位置とハンドさばき（ロードスターの運転席に座りベルトやヘッドレスト等のセットを実践。ハンドルさばきも体験）
• 空気圧チェック（その重要性とチェック方法、そして各車の指定圧を知る方法を伝授）
• 見学バス（人気コーナーのひとつ。子供達は運転席に座って大喜び！）
• 来場者の急ブレーキ体験とESC のデモンストレーション（低ミュー路で急制動しABS の作動を体験。制動しながら舵が利くことも理解してもらう。また車両の安定化に貢献するESC の働きについて見学＆認知）
• 車庫入れと縦列駐車の練習（習うより慣れるための機会を提供、事前安全確認の徹底と操作のコツについてはマンツーマンで指導）
• 子供免許証｛JAF ｝（小学校３年ぐらいまでを対象に交通安全クイズに答えてもらい写真込みの免許証を発行）

以上二日間の来場者数は予想を超えて1500人をオーバー。託児利用は20名、場所の利用は数家族だった。ちなみにアンケートの回収は506、スタンプラリーカードは1072枚。子供免許証の発行は428 枚だった。