2000cc級から3500cc級までをカバーするため、2000cc級向けのCVTとしては必ずしも大きく効率するとはいえない面もあるのですが、3500cc級向けのCVTとしては大幅な軽量コンパクト化が図られています。
CVT8に採用された新たな技術としては、
- 変速比幅の拡大
- ベルト効率向上
- プーリー・ピストン径拡大
- オイルポンプ小型化
- 次世代CVTオイルの採用
- オイル攪拌抵抗低減
- 新CVT制御
などがあります。
これらが結果として燃費への貢献につながり、最大で10%程度の効率向上が図られたとのことでした。
また変速制御においては、15パターンから1000パターンへと制御パターンを拡充・高度化し、デュアルクラッチに比べて劣ると言われるダイレクト感のある変速フィールにもつなげています。結果として、高速道路での合流やワインディングでの走りが良くなったとのことでした。
- ワイドレンジ化による動力性能の向上と燃費の両立=変速比幅17%拡大
- フリクション の低減=40%のフリクション低減
によって最大10%の燃費向上が得られ、
さらに
- 走りの楽しさを追求=新CVT制御
がポイントとのことでした。
プレゼンテーションの後には質疑応答の時間がたっぷりと確保されていて、活発な質疑応答があり、率直な回答が得られたのは特に良い点だったと思います。
■参加者(敬称略、五十音順) |
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有山勝利、太田哲也、岡崎五朗、川上完、鈴木健一、高山正寛、近田茂、伏木悦郎、松下宏、山崎公義、吉田由美、米村太刀夫(12名) |
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