『ふれあい試乗会』はモータースポーツ推進機構が主催するモータースポーツ・フェスティバルの1プログラムとして開催される。モーターポーツ・フェスティバルとの併催イベントとして開催されるため、AJAJ主催『母と子の楽ラク運転講習会』と『ふれあい試乗会』は運営手法が異なるが、どちらもAJAJ会員の協力で成立している。『ふれあい試乗会』は2010年よりスタートしており、今年で4回目。今やモータースポーツ・フェスティバルの人気プログラムの一つに成長している。試乗コースはお台場のNOP地区に設けられた特設コースで距離は300mほどだが、普段見ることが出来ないスーパーカーや気になる国産車などが直接インストラクターの解説付きで乗れるとあって、毎回多数の来場者が列をなす。
参加者は受付で抽選して、あたりを引いた来場者は整理券を受け取り、赤、青、黄色、緑の各グループに振り分けられた車両から選ぶことになる。残念ながら外れを引いてしまった来場者は再度列に並んで抽選することになる。
一台あたりの出走回数は決まっているので、各車両共に同じ試乗回数になるように調整されている。従って普段乗ることが出来ないスポーツカーから埋まっていく傾向があるが、セダンや軽自動車などもインストラクターの解説が入るので試乗者が飽きることはない。ドライバーはAJAJ会員有志とレース・ラリードライバー7名があたり、それぞれ解説、試乗に熱が入る。
今年試乗に提供されたクルマは述べ32台に上り、スーパーカーのマクラーレン12Cスパイダーや、メルセデスSLS AMG、アストンマーチン・ラピード、アウディR8、ベントレーからクラウン・アスリート、スイフトRSやホンダN-ONEのような馴染深い車まで内外のクルマが多く揃えられた。
クローズドされたコースでの加速、減速なのでその旨の試乗とお断りした上で、来場者に試乗してもらったが、試乗者はどのクルマも普段味わえない車両性能の一端を堪能し大変、感激されていた。
各50分の走行枠で午前9時半からスタート。16:20までの間に6回の試乗枠があったが、次の枠の抽選待ちの方のために参加AJAJ会員のうち1名が順番でMCとの掛け合いでトークを行い、こちらもそれぞれ個性があって好評であった。
2日間とも昼間は暑いほどの好天で多くの来場者があり、合計2484組の方が乗ることが出来た。二人乗りのスポーツカー以外は大抵2~3名、最大で4名の同乗者があったために合計では約5000名の方が『ふれあい試乗会』を楽しんだことになり、「来年も楽しみにしています」との声を多数いただいた。
■参加者(敬称略、五十音順) |
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石川真禧照、桂伸一、加藤順正、日下部保雄、斉藤慎輔、瀬在仁志、田草川弘之、津々見友彦、橋本洋平、ピーター・ライオン、伏木悦朗、堀越保、山城利公 |