2017年4月10日、東京お台場で行なわれた、マツダの先進技術についての説明会と試乗会。各種安全技術の開発そのものはもちろん、標準装備化を進めているマツダの考えたに触れる絶好の機会だった。自動運転を含めた安全技術について、その進化の過程はふたつのルートがあるとし、「機械中心」。そしてもうひとつは「人間中心」という考え方。マツダはあくまでも後者であり、「Co-Pilot Concept」と呼んでいる。それを反映して、試乗でも高齢者の運転対応も含めたペダル位置の最適化などを体験できた。意外にも、マツダが先進技術をまとめて紹介し、試乗できる機会を提供するのは初めてとのこと。そのような貴重な機会に、マツダの安全技術に対するITS分科会を開催することができた。
マツダから出席していただいたのは、最前線で指揮をとる池田利文氏(総合制御システム開発本部主査 兼 電子開発部部長)と内海将司氏(電子開発部アシスタントマネージャー)のおふたり。参加したAJAJ会員からは、マツダが現状実現している技術に対してはもちろんのこと、他社との差別化。さらには次のステップについての質問も多く出て、白熱したやり取りとなった。
とくに多くのAJAJ会員からは「Co-Pilot Concept」のさらなる詳細についての説明を求める声が多かったのが印象的で、「人中心の安全技術」とは具体的などういったものなのかという点がやり取りの中心となった。やり取りを続けるに従って、近未来も含めた将来において、クルマを運転するということはどういったことなのか。マツダのクルマ作りはどうあるのかなどが浮き彫りとなっていったのは、今回の分科会の成果のひとつだろう
試乗会後の1時間ほどが当初の予定だったが、白熱したやり取りに時間をオーバー。一見すると横並びに思える安全技術、自動運転技術だが、マツダならでのは考え方に触れることができるいい機会となった。
なお、当ITS分科会の様子はメンバー各人により媒体への露出が行われるほか、AJAJ会員にも追ってご報告する予定です。
—— [ 2017年〜2018年のITS分科会メンバー紹介 ] ——
メンバーの任期は2年2ターム(今回は2018年3月開催の総会時まで)とします。
1年1ターム(1ターム目は2016年7月14日~2017年3月の総会まで)として捉え、
そのタームごとに事前に取り決めを行った学ぶべきカリキュラムを消化していきます。
また、2年2ターム(2ターム目は2017年4月1日~2018年3月の総会まで)が、
経過した時点で部会の方向性やあり方を見直します。
※以下メンバー、順不同敬称略
片岡 英明
佐藤 篤司
近藤 暁史
スーザン史子
藤島 知子
西村 直人(リーダー)※
上記の6名に、1名分のオブザーバー席を用意して、
合計7名で進めたいと思います。
なお、以下2名もITS分科会出席対象者です。
スケジュールの都合により参加致します。
A.J.A.J会長 菰田 潔
担当副会長 竹岡 圭
※リーダーを務める西村は皆様とお打ち合わせ等を行なう渉外を担当致します。
ご用命は何なりと申し付けください。
■参加者(敬称略、五十音順) |
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菰田 潔・片岡英明・近藤暁史・佐藤篤司・スーザン史子・藤島知子・西村直人・鈴木直也(オブザーバー参加) |