●インターネットでの原稿の書き方
上記のSEOも含めて、インターネット上で注目度が高まるようにするには、原稿の書き方に注意が必要とのことでした。
以下にポイントを挙げましょう。
1)名詞を略さない
マークXジオを単にジオとしたり、カローラ・フィルダーを単にフィールダーとしたりするのは、検索エンジンから正しく認識されない可能性があり、原稿を読んでもらいたい人(検索をかける人)に届かない可能性が高まるとのことでした。
2)専門用語を多用しない
クルマ関係の記事にはどうしても専門用語が多くなりがちですが、一部のマニアには分からない単語は検索されないことが多いので、注意が必要とのことでした。クルマ雑誌はクルマが好きな人が読んでいますが、インターネットはクルマに詳しくない人も読者になるので注意が必要とのことでした。
3)掲載メディアのSEO対策に準じた表記とする
メディアごとにさまざまな対応をしているので、それに合わせた記事の書き方の工夫が必要とのことでした。
4)英数字は半角で
インターネット上では英数字は半角表記が基本なので、全角ではなく半角で表記しないと検索エンジンに拾ってもらえないとのことでした。
これらの原稿の書き方はいろいろな意味で参考になるものでした。
読者が限定されるクルマ専門誌では専門的で深い内容が求められるのに対し、無限の読者がいる可能性のあるインターネットでは明確で分かりやすいコンテンツが必要で、専門誌とインターネットでは記事の内容そのものに大きな違いが求められるというのも当然のことながら、改めて認識させられるポイントでした。
このほか、インターネットで検索するときには、ひとつの名詞だけで検索するのではなく、ほかの名詞も組み合わせて検索したほうが知りたいコンテンツに容易にたどりつくことができるといった検索のノウハウについても教えてもらいました。
今回の勉強会は、告知から実施までの期間が短かったことや、単にインターネット勉強会としただけで内容が分かりにくかったことなどから参加者数は少なめでしたが、参加した会員にとっては初めて聞く話なども多く参考になるところの多い勉強会でした。
この勉強会に出て、安全運転のレベルアップに対する意識がちょっと変わるなど、とても有意義でした。また、こういう機会があれば受講してみたい、そう思わせる実のある勉強会だったと思います。得られるものが多いので、今回、参加できなかった方は次の機会にぜひ参加してみてください