2010AJAJ&Hondaミーティング – その2

開催日:2010年11月1日
場 所:ツインリンクもてぎ

2010年で3回目、好例になった感のある『AJAJ&ホンダミーティング』が11月1日、北関東のモータースポーツのメッカであるツインリンクもてぎを会場として開催された。ちなみに、このイベントには、「クルマであそぼ! 2輪、汎用もあるよ!」というサブタイトルがつく。

そこからもわかるように、いわゆる勉強会のような堅苦しいものではなく、「乗り物大好き」のAJAJ会員(参加者28名)と、ホンダ広報部のみなさんが和気藹々となって、クルマや2輪、カートなどに乗って、「とことん楽しもう」というのが趣旨だ。

すると、「なんだ、ただのお遊びか」と思われる方もいるだろう。だが、いい大人が、年齢や、日頃の仕事を忘れて、純粋な気持ちに立ち返って「乗り物を楽しむ」というのは、じつはありそうでない貴重な経験といえる。

このイベントを通じて私自身も、「クルマはやっぱり楽しい!」、「ライディングというのは、こんなにも気持ちのいいものだったのか!(自動2輪の免許は所有しておりません)」、「汎用の世界はおもしろいし、奥深い」と、大事なことをいろいろと思い出させてもらい、新たな発見も数多く提供してもらった。

当日の集合は朝9時。ミーティングのときから参加者の顔が輝いていたのは、みんながこのイベントを楽しみにしていたからに違いない。そして、ルール説明やチーム発表などが行われたのち、「A」と「B」の2つのグループに分かれて、それぞれ午前中のプログラムに挑むことになった。

私が属する「B」グループは「Eco&Funグランプリ」が最初のプログラム。マシンは2010年に大きな話題をまいたCR?Zで、ハイブリッドスポーツならではのスポーツ性と、エコ性能の2つの能力をバランスよく引き出すことが、好成績を残すためのカギとなる。ポイントは、レースの順位(1位は10点)、燃費の順位(1位は12点)に分かれ、配点は若干燃費寄り。この絶妙なルールが、レースの行方をよりおもしろくしている。

CR-Z
CR-Zを使ったエコ&ファングランプリ

ホンダ広報の助っ人を加えた4名編成の各チームは、レース前に入念に作戦を練ることになる。かくいう我がチーム(リーダーの太田哲也さん、会田肇さん、広報・香川さんと私)も、太田さんのアドバイスにより「勝つため」の戦略を実行することにした。

レースは想像以上にヒートアップ! 燃費重視でゆっくりめの走行をするチームやドライバー、順位優先でペースアップを図るチームやドライバーが入り乱れるのだから、少々の混乱ははじめから予想されていた。しかし、追い越しのシーンでは、ルール上ギリギリのブロック行為も行われ、チームから「あれはないんじゃないの!?」と審議を要求する声も出るほどの真剣勝負が展開された。

そう、いったんステアリングを握ると、遊びではなく、つい本気になってしまうのが「ドライビング大好き」のAJAJメンバー。結果として、みんなが大人げもなく(!?)CR-Zによる「Eco&Funグランプリ」を楽しみ尽くしただというわけだ。

ちなみに我が太田組は、前半がレース順1位&燃費1位、後半がレース順2位&燃費4位となり、トータル37ポイントで総合3位を獲得! 見事、表彰台に上ることができた。チームは大盛り上がりで、メンバー同士の絆も自然と深まることに。

CR-Z、インサイトのJOY耐仕様車
CR-ZやインサイトのJOY耐仕様車も用意されていた
■参加者(敬称略、五十音順)
会田肇、一条孝、太田哲也、岡島裕二、片岡英明、桂伸一、加藤順正、川上完、 日下部保雄、工藤貴宏、五味康隆、近藤暁史、斉藤聡、佐藤篤司、鈴木健一、高 山正寛、竹岡圭、近田茂、津々見友彦、中村孝仁、西村直人、藤島知子、伏木悦 郎、松下宏、丸茂亜希子、丸山誠、森野恭行、吉田由美